今回もボトックスについてです。
前回はボトックスを用いて、
筋肉のボリュームを減らして小顔効果を出すのが狙いでしたが、
今回は、ボトックスの王道、
“シワ治療”についてお話します。
まず最初に声を大にして言いたいのは、
ボトックスを、
ぜひもっと多くの方に受けてもらいたい!!
ということです。
このボトックスですが、
アメリカでも、美容大国韓国でも、
全ての美容的施術の中で
ダントツで行われています。
※フィラーはヒアルロン酸などの充填剤のことを指します。
なぜでしょう??
それは、
効果が確実に期待できて、
かつリスクが非常に少ないからです。
正直なところ、
ここまでリスクと効果のバランスが取れた
施術はボトックスをおいて他に無いのではないかと思っています。
そのことが知識としてきちんと広まっているんですね。
一方、日本では…
脱毛がダントツ多く、
美容医療を受けた人の中で、
ボトックスはたったの4%です…
まだまだ
「なんとなく怖い」
「毒なんでしょ」
「友達がしていて、すごくしんどそうだった」
などのお声が多く、
ボトックスについて正しい知識をもっていただけるよう、
しっかり伝えていかなければならない。
と強く感じています。
ボトックスの作用は、
以前のブログ(→こちら)で説明していますが、
ボツリヌス菌が作成するボツリヌス毒素(製剤として加工しています)が、
神経からの命令をブロックして、筋肉の働きを抑えます。
イメージは下記です。
ボトックスの効果が出始めるのは、2~3日後です。
「なんとなく動きにくい」
「違和感がある」
といった症状から始まり、
およそ1週間で効果がピークになります。
そのため、1週間経っても効果が弱い場合は、
ボトックスを追加注入する必要があります。
そこから4ヶ月程度かけて徐々に効果がなくなっていきます。
ボトックスを打つことで得られる効果は以下の3つです。
①筋肉を使えなくなり、シワの形成(収縮)ができなくなる
→今後のシワの予防にもなります
②普段の状態のシワも浅くなる
③毛穴が目立たなくなり、肌のキメが整う
これだけの効果がほぼ確実に出せます。
一方で、リスクとしては
①それまで使えていた筋肉が使えなくなり、違和感(重たさ、はれぼったさ)がある
→ほとんどは1ヶ月以内に収まります
②一部の筋肉がかえって強く収縮し、表情に影響が出る
→後日の追加注入で修正できます
③内出血や腫れ
→1週間以内に治まります
④その他、ごくごく稀に起きうる合併症
(アレルギー、感染、脱力感、etc)
ボトックスの合併症は基本的に自然と治まるか、
後日の再注入で修正できます。
また、もしもしんどさを強く感じたり、
効果にご満足いただけなければ、
必ず時間とともにもとに戻る(効果が切れる)ため、
その後もうボトックスをしない、という選択があります。
これだけ効果が約束されている施術を、
なんとなく怖いという理由で諦めてしまうのは、
非常にもったいないと思います。
ボトックスについて、
データも用いていろいろと話してきましたが、
次回はその効果を実際に見ていただこうと思います^^
院長 土亀未知