では、さっそくボトックスの素晴らしさを
知ってもらうべく、
今回は症例をみていこうと思います^^
注入前の写真です。
額・眉間のシワが静止時(力を入れてない時)でも目立ちます。
続いて額、眉間にそれぞれシワを寄せてもらいました。
【眉間のシワ】
【額のシワ】
収縮が強く、しわが非常に目立ちます。
このままにしておくと、
時間の経過とともに更にしわが深くなっていくことが予想されます。
額、眉間にそれぞれボトックスを注入し、
1週間後の状態が下記です。
まずは静止時(力を入れていない状態)の比較写真をみて下さい。
額のシワ、眉間のシワ、
それぞれ明らかに浅くなっているのがお分かり頂けると思います!
そして、シワ寄せ時の比較写真です。
【眉間のシワ】
【額のシワ】
すごくきれいですね^^
右の写真はそれぞれ目一杯力を入れてもらっているのですが、
注入後はシワを作ることが出来ません。
さらによく見ると、毛穴が目立たなくなり、
肌がツルッとした印象になっていますよね。
これが前回説明した、第三の効果です。
ただしここで、違和感に気付きませんか??
額にシワを寄せてもらった写真右(ボトックス後)の、
両眉の外側が釣り上がってしまっています。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
額のシワは、前頭筋という筋肉の収縮によって形成されますが、
一枚の板のように幅広く額に張り付いています。
下記のようにボトックスを注入(緑の丸い点7箇所)すると、
どうしても外側だけが効果が弱くなりがちなのです。
(緑で囲っているところが前頭筋です)
そうすると、前頭筋は、せめて動くところだけでも強く収縮しようと、
注入前よりも更に強く収縮してしまうことがあるのです。
ただし、それを見越して多く注入しすぎてしまうと、
額の重さやまぶたの腫れぼったさを引き起こす原因となるため、
まずは少量から注入し、後日修正をかけるということをします。
眉の釣り上がりがある位置に、
ボトックスを追加して…
これで過剰な収縮を抑えることができ、
(この写真もシワを作るようお願いしています)
自然な表情になりました。
ボトックスは、
後から追加して効果を強めることは出来ますが、
思ったよりも強く効果が出てしまった場合は、
弱めることはできません。
そのため、特にはじめての方は少量から注入し、
1週間後にもう一度受診していただき、
今回のように、そこで微調整するのがポイントです。
ボトックスは、4ヶ月で効果が切れるため、
イメージはパーマや髪染めと一緒で、
定期的に“シワのお手入れ”
として行っていただくのが上手な使い方だと思います^^
院長 土亀未知