では早速、前回の施術前のお写真が、
ヒアルロン酸を注入することで、
どのような変化が起きるのかを見ていきましょう。
ポイントは前回お伝えしたとおり、
・輪郭の凹み(特に顔の左側)
・いわゆるゴルゴ線の頬の凹み
・口周りのたるみ、シワ
です。
老化のメカニズムに逆らわずに、
上記ポイントを抑えて注入を行った結果がこちらです。
輪郭の凹みに対しては、ボリュームロスを補うように、
ヒアルロン酸を注入していきます。
この際、正面からと横から見た顔のイメージを大切に、
違和感のないよう、微調整して少量ずつ注入していきます。
また、頬のボリュームが失われたのと、
靭帯の緩みによって生じたゴルゴ線に対しては、
その靭帯を下から支えるようにヒアルロン酸を注入していきます。
これがポイントです!
注入後は頬のへたりがなくなり、ゴルゴ線が目立たなくなっています。
全体的に張りのある若々しい印象になっているのがよくわかります。
さらに、横のお写真では、
口周りの細かいシワや口角のたるみ(これらにヒアルロン酸は入れていません)も、
引き上がりによって浅くなっているのがわかります。
骨のボリュームロスや靭帯の緩みを支えることで、
全体的に引き上がり、
様々な所に影響が出ていることの証です。
この施術の最大の特徴は、
この方のお顔が変わってしまったのではなく、
この方のお若い頃に戻った印象を受ける、
ということです。
これまでのヒアルロン酸注入法では、
いわゆる「ヒアルロン酸顔」のように、
その方の元々のお顔を“変えて”しまうことが多かったのですが、
この注入法では、
老化のメカニズムに合わせて
骨や脂肪のボリュームロスや靭帯の緩みを補うことで、
自然な若返りが出来ています。
そして最後に、
8年前とヒアルロン酸注入後のお写真を比べてみて下さい。
【8年前】
【施術後】
パッと見の若さの印象が8年前に近くなっているのが
お分かり頂けると思います。
もっと言えば、
現在のほうが輪郭がより滑らかになり、
頬のハリも出ています。
最近では、年齢がお若い方であっても、
ヒアルロン酸を早めに注入しておくことで、
今後の老化予防になるということがよく言われます。
イメージは、ゴム(靭帯)が重力に引っ張られて伸び切ってしまわないように
早いうちから支えてあげる感じです。
そう考えると、たるみやシワの予防になるということも
分かりやすいのではないでしょうか。
まだまだお伝えしたいことは沢山ありますが、
今回はこのへんで^^
院長 土亀未知