今回はボトックスについてお話させていただこうと思います。
ボトックスは、ボツリヌス菌が作り出す
“ボツリヌス毒素”というものを
治療用に加工して薬剤として使用する治療のことです。
ボツリヌス毒素…
名前は一見怖そうですが、
ただのタンパク質です^^
菌の方を使うのではなく、このタンパク質である毒素を医用製剤に加工して使います。
なので、もちろん毒素(タンパク質)が勝手に
増えたりすることはありませんので、
「ボツリヌスに感染した!!」
なんてことはありえません。
(菌そのものが定着し、増殖して初めて感染が成立するからです)
ある意味自然の恵み(?)を上手に使っているわけです。
ボトックスを注射した箇所は筋肉の働きを抑えることができます。
無意識に動かして生じる眉間のシワや額のシワ、
目尻、様々なシワの形成をできなくします。
簡単な図で言うと、
下記のようなイメージです。
これをさらに応用して、
筋肉の働きを抑えることで
筋肉のボリュームを減らすことができます。
筋トレをすれば筋肉のボリュームが増すのと逆に、
使わない筋肉は細くなっていきますよね。
それと一緒です。
ではこれをどういったところに利用すると
美容上の効果が得られるのか?
ということですが、
代表的なのは、エラとふくらはぎです。
エラ(咬筋)→小顔効果
ふくらはぎ(腓腹筋)→脚痩せ効果
これを狙います。
今回は小顔にするためのボトックスについてご紹介します。
小顔への憧れや、エラの張りが気になっている方は
非常に多いです。
また、人が美しいと感じる基準として
非常に重要なのが輪郭です。
実は人は、意外と目や鼻や口などの
細かいところまでは思ったほど見ていないという報告があります。
まずは輪郭をみて、ざっくり“キレイかどうか”を判断しているのです。
それほど輪郭というのは人に与える印象に影響します。
しかし、輪郭を大幅に修正しようとすると、
エラを削ったり、大掛かりな手術が必要になることがあります。
そこで、ボトックスを用いれば、
注射でフェイスラインをシャープに整えることができます。
ボトックスがエラ(咬筋)に作用することにより、
結果的にエラの張りの改善や小顔効果が期待できます。
一見、骨格のせいでエラが張っているように見えても、
実は咬筋というのは非常に大きくて太い筋肉なので、
フェイスラインに大きく影響しています。
強く噛み締めた時にエラの辺りに
ポコッと出てくる筋肉がそれです。
さて、
下記の方に小顔ボトックスを行うとどうなるか。
結果を交えて次回、もう少し詳しく解説していきます!^^
院長 土亀未知