こんにちは^^
今回の症例は、
ヒアルロン酸注入を、これまでも複数回
させていただいている患者様です。
ヒアルロン酸の注入をご検討されている方から
よく聞かれるのが、
「ハマったら何度も入れたくなって、
顔がパンパンになったり、
いわゆるヒアルロン酸顔になるんじゃないですか?」
といった質問です。
まず第一に、
私は注入の必要の無い患者様や必要のないタイミングで
余計にヒアルロン酸注入を勧めることはありません。
また、当院で主に行っている、
加齢とともに失われたボリュームや
靭帯の緩みを修正する注入法は、
その方の少しお若い頃に戻す施術なので、
自然な変化であり、元々あったものを
補うだけなので、その方の顔が変わってしまったり、
ヒアルロン酸顔のようになってしまうことはありません。
一度しっかりと注入した後は、
メンテナンス的意味合いで、
少量(1~2cc)をたるみやシワが気になった時に
定期的に注入すると、
良い状態がキープできます。
まずは最初のヒアルロン酸注入時の
比較写真を御覧ください。
実はこの時は、
ほうれい線や細かいシワに直接入れるのみでした。
(予算や、その他十分お話させていただいた結果、ひとまずそうなりました)
これでも十分お若くなってはいますが、
老化のメカニズムに合わせた注入を追加すると、
更に自然な若返りが出来ます。
ということで、
その後リフトアップする注入(下図)を行うことで
頬のトップの位置が高くなり、ゴルゴ線が浅くなってふっくらとしています。
ほうれい線も改善しているのがわかります。
フェイスラインをたどっていただくとお分かりになるかと思うのですが、
両頬の下のほうが引き上げられて、
滑らかなフェイスラインになっています。
(施術前はフェイスラインに歪みがあります)
その後しばらくして、
再びたるみが気になってきたとのことで
メンテナンスとしてのヒアルロン酸注入を行いました。
これで、もう一度引き上げられた状態に戻りました。
初回から比べると、
かなり若返った印象ですよね^^
現在のお写真をみて、
いわゆるヒアルロン酸顔という印象は
受けないと思います。
ちなみに、勘の良い方は気づかれたと思いますが、
肌がどんどんきれいになっていますよね!
前回の患者様同様、
この患者様もイーマックスを併用していただいています。
毛穴、肌の滑らかさ、たるみ、シミ、くすみ、などなど
肌が違和感なく自然と改善(是非拡大してみてみて下さい!)
しているのがわかります。
このリフトアップを主体とした注入方法は、
いい意味で誰にもヒアルロン酸を入れたことを
指摘されることはありません^^
ただやみくもに患者様の訴えのみに応えるように注入をしてしまうと、
老化のメカニズムを無視した注入方法になってしまい、
違和感のあるお顔になってしまうことがあります。
患者様の訴えやお悩みを十分お聞きした上で、
医療的観点も合わせて、最良の注入方法をご提案することが
医療者としてのスキルだと思います。
院長 土亀未知