2月20日は、
”アレルギーの日”だそうです。
日本アレルギー協会が
1995(平成7)年に制定しました。
52年前、
1966(昭和41)年のこの日、
免疫学者の石坂公成（きみしげ）
照子夫妻が、ブタクサによる
花粉症の研究から
アレルギーを起こす原因となる
免疫グロブリンE(lgE)を発見した
ことを発表しました。
ノーベル賞級といわれる
功績の発見者、
石坂公成さんは、
共同研究者の妻照子さん
と苦楽を共にしてきたそうです。
お二人の出会いは
戦後間もない1947年。
免疫やアレルギー反応の
研究も共に始めました。
当時、ＩｇＥは正体不明で、
多くの研究グループが
血液中から取り出すことを
試みていましたが
成功しませんでした。
血液中にごく微量にしか
存在しないＩｇＥを検出する
方法を開発するため、
ウサギの血液の成分などを
自分と妻の背中に注射して、
アレルギー反応が起きるか
どうかを確認する実験も重ねた
そうです。
現在では、アレルギーという
言葉を知らない人はいませんが、
今日2月20日は、
自らの体をも研究材料として
アレルギー研究に人生を捧げた
石坂公成・照子夫妻に
感謝する日でもあることを
忘れずにいたいと思います。
総務 野村由貴
