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カルミアスタッフのブログ

2023/06/20

お悩みはしみ!〜肝斑〜

コロナ第五類へ移行して、

マスクを外される方が増えたためか

シミが気になります!との

問い合わせがよくあります。

今回はシミの種類のひとつ肝斑について

お話ししたいと思います。

 

 

 

肝斑とは

メラニンを生成する細胞である

メラノサイト

が慢性炎症を起こしている状態です。

シミの一種だが、

頬骨のあたりに地図状に広がり、

左右対称に現れることが特徴であり、

若い方や高齢者にはあまり見られず

30~50代くらいの女性に

多い色素沈着疾患です。

 

肝斑が生じる正確なメカニズムは

未だに解明されていません。

女性ホルモンの影響、紫外線、乾燥、

甘いものの摂り過ぎ、ストレス、

肌のこすりすぎなどに起因すると

いわれています。

中でも皮膚への強い摩擦は

メラノサイトを刺激します。

また、甘いものの摂り過ぎは

血糖値を上昇させます。

体内で糖とたんぱく質が結びつくと

老化促進物質であるAGEが生成され、

血糖値が高い状態では

AGEができやすくなります。

 

老人性色素斑の治療に用いる、

波長が短くパワーの強いレーザーを

用いた場合に肝斑の悪化は起こります。

(当院の施術内容ではe-plusに該当します。)


内服薬は、抗酸化作用のある

「シナール(ビタミンC)」と

「」、

メラニンの生成や炎症を抑えて

肌への色素沈着を防ぐ「トランサミン」、

外用薬は、

メラニンの生成を抑える

「ハイドロキノン」と、

ターンオーバーを活性化させる

「トレチノイン」の2種類があります。


肝斑にはあらゆる方面からの

継続的なアプローチが必要です。

 

それだけ手強いシミではありますが、

治療を継続すれば

徐々に薄くなっていきます。

短期間での劇的な変化がなくても

肌の状態は確実に良くなっていくため、

継続をおすすめします💐

 

看護師 宇田有希