「栄養砂漠」
始めは何の事なのか
解りませんでしたが
現代の食生活を現す
言葉の一つの様です。
普段の生活の中でも
『小腹を満たす為』
パンやおにぎりを
食事の代わりに
してしまうことや、
健康・美容思考の高まりから
グリーンスムージーや野菜サラダ
中心の食生活になることも
ある様に思います。
また、甘い物を食べる為、
食事の制限をしてしまう…
そんな経験がお有りの方も
少なくないのでは
ないでしょうか。
女性が食べる物を
考える時に
注目することの上位には
味や見た目の他、
『カロリー』が
あるように思います。
ですが、
カロリーの低い物を中心に
選択する癖がつくと
結果的にエネルギー量が
不足し、代謝の効率も
低下します。
また、必要な栄養素も
偏りがちになって
様々な弊害を
引き起こします。
20〜30代の働く女性を
対象とした調査では
肌にも必要な
ビタミンB群やCは
60〜80%、
鉄やカルシウム等のミネラルは
80〜90%も
不足しているとの
結果もありました。
また過剰な糖質・
カロリー制限は
脂肪肝を招きます。
一時的な
飢餓状態となると
全身の筋肉等から
エネルギーの元を放出し
溜め込む為です。
痩せていても
内臓脂肪が付いている、
その様な結果に
成り兼ねません。
野菜や果物は健康的な
食生活に欠かせませんが
『1食に片手1杯分のタンパク質』
も忘れずにいたいものです。
飽食と呼ばれる時代に
“隠れ栄養失調”にならない様、
本当の「ヘルシー」を
考えてみたいと
思います。
看護師 厚谷裕子